楽しくはないけれど
耐えられないこともない
概ねそんな感じで構成されているのが世の常で
いつも喜んでばかりいるほうが不自然に見えなくもない
なんて屁理屈をこねているうちに
時間だけが無為に過ぎ去っていき
それを呆然とした面持ちで眺めているのです
雨はまだですか、夜はまだですか
なんだかすごく静かなのです
もう終わりが近いのかもしれません
どこを切っても真っ黒な液体が溢れ出す悪に憧れて
枯れ枝のような腕を振り回すことにも
疲れ果ててしまったのです
けれども、先生は諦めることを許してはくれません
私は疲れたから眠りたいだけなのに
どうしてなのでしょう
夜はまだですか
朝は来ません
白い太陽が僕を溶かしてしまうからです
だから、だからと
言い訳はもう沢山です
私はただ眠りたいのです