まだシチューが暖かかった頃、カラスの夢は見るの?と心配してくれたことを思い出す。
泣き疲れて眠り、嗚咽で目を覚ます。延々その繰り返し。
誰かと話がしたい。でも誰にも会いたくない。
長い病名と共に処方された錠剤を噛み砕きながら、たった一つのことを考えている。
次第に壊れていく。ガラクタのように。