2099-02-01から1ヶ月間の記事一覧

死にたいなんて言うなよまるで死なないみたいじゃないか 僕らは死ぬよそう遠くないうちにそれだけは絶対に確かなことで 「絶対に敵わない、絶対に逃れられないだとしたらライオンは、あたしにとって運命そのものだ」 僕は、誰とも話さないそれを望んでいる …

無責任な約束だとしても、希望があっていいじゃないかそれぐらいの余地があったっていい信じてしまうほど、愚かなぐらいがちょうどいい

また、雪が降ってきた 「しあわせ?」と聞かれても答えられないよ 君がいない暮らしでその質問にはなんて答えるべきだろう そんなことをぼんやり考えていた

背中を向けて、憧れと諦めをつぶやく彼女のその表情はわからない それをなんと表現すればいいだろう?見えないものを、見えているように振るまって例えようもないことを、曖昧な言葉で濁して いたたまれない気分 含まれていないそこに立つことさえ許されない…

さすがに心配にもなるし、気にするなというのは些か無理がある。これが平常運転だったことを思い出し、懐かしいおもちゃ箱をひっくり返した気分。 あれから、楽しいことも苦しいこともあり、当然のように上手くいかないことのほうが多いのだけれども、振り返…

朝に生まれ、夜に抱かれて

日曜日 銃声のような恋人が去って 辺りは静けさに包まれた 終わりの始まり 月曜日 東の空が白んで朝が訪れ あたしは今日も涙声で生まれる 火曜日 狂った叫びは届かなくて 泣き崩れたとしても いつもと変わらぬ静かな森 水曜日 救いの手を求めながら 灼け野原…

あまりにも美しい夜が訪れて、出会った頃の君を思い出した それが例え途切れがちな記憶であったとしても、 色褪せない君の笑顔は、僕の心を締め付ける あんなにも無邪気な顔で、あんなにも素直な心で、また僕は笑うことがあるのだろうか 俯いたままの眼差し…

夜に離れて

書いては消して、また書いて。そういえば、君への手紙を書くのはいつも夜だった。 君はいつも猫のように気まぐれだった。手をたたいて笑いあっていたのに、ふと姿を消しては、またいつもと変わらない調子で他愛ない話をして、近づいては遠ざかり、そうして、…