地図にも残らない場所で
裏切れるほどの愛を手に入れて
雲の隙間から零れる光を求めた
また何かを忘れて生きていく
答えを求める会話が繰り返されて
いつしか溜息さえ凍える景色にも慣れて
何が伝えられるんだっけ?
何を伝えたいんだっけ?
欲しくもないリアリティ置き去りにして
云い掛けて噤んだ言葉、再び奏でてみないか
辿る日々に終わりが訪れたら
思い出すのは焦(や)けた太陽の匂い
定められた路なんて何処に記されていたのだろう?
誰に従って選んで来たのだろう?
流れるままに導かれても
軌跡が残るならば
夢見がちで構わない
寄せ集めの羽で浮かび上がって
あの空へと飛び立つイメージ
握り締めて行けばいい