心はいつも現実とすれ違ったまま
潔く全てを断ち切ることもできずに、まだどこかで引き摺っている
願い通りのことが起きるんじゃないかって
失ってもいつかは元通りになるんじゃないかって
都合の良い勝手な解釈ばかり
どこかでその訪れを信じている
奇跡が起きるならば早くして欲しい
神様、時間がない
静寂を切り裂く嗚咽を毛布で塞いで、いつまでも閉ざされた心のまま
どうしても叶えたいこと
どうしても諦めなければならないこと
答えは既に出ている筈なのにそれを認めることができない
堂々巡りの考えにも疲れて果て、全てがどうでも良いことのように思えて
ぼんやりと混濁した意識のまま暗い天井を見上げる
世界を変えようなんて大それたことは思ってはいないけれど
現実はいつも私の目を覚ましてくれる